二度目の検診。
今日は母子手帳貰ってくださいって言われるのかな。
帰りは役所に寄らないとな。
そんな話をしながら向かいました。
「今日は俺も診察室に入りたい。」
と主人が言うので
前回のように尿検査、体重・血圧測定を終えて主人と診察室へ。
先生に近況を尋ねられ
つわりがおさまってしまったような気がします。この間強い痛みがありました。
と伝えると一瞬先生の顔色が変わる。
すぐエコーしましょうと。
主人と一緒にモニターを眺める。
袋は前回より大きくなっていました。
だけど中には萎れた薄い膜のような物が見えました。
先生も言葉を詰まらせているのがわかる。
「…赤ちゃんが見えませんね。」
主人と顔を見合わせた。
初めて一緒に見るエコーはすごく悲しいものでした。
泣きそうになるのをこらえる。
エコー室を出て
先生は1枚の用紙を差し出しました。
流産に関する諸々が記されている書類でした。
「流産しています。赤ちゃんの姿が見えません。この頃になると心拍が確認できるのですが…」
多分そのようなことを言われました。
その時の気持ちはすごく気まずい。
気まずいという言葉がしっくりきます。
泣きたい。
だけど沢山の人に見守られてる中で泣けない、何より隣いる主人の前では泣いちゃいけない気がしていました。
すぐに手術の説明を受ける。
油断すればすぐにでも涙が出そうだ。
でも至って冷静だった。
「もう流産は確定しているので…」
赤ちゃんはいなくなっていました。
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